中国の産業スパイについてアメリカの報道番組CBS 60 Minutesで特集されました

アメリカの技術系の企業American Superconductorが、風力発電機の技術を中国国家の産業スパイに、不正な方法で盗まれたとして、アメリカの報道番組CBS 60 Minutesで特集されました。

The Great Brain Robbery

Editor’s Note: The author of the original article “A Harsh Winter for Sinovel and China’s Wind Industry,” which was later attached to the phishing email in this video, wishes it known that he was not involved in a cyberattack against American Superconductor. The following is a script from “The Great Brain Robbery” which aired on Jan.

(参考画像:問題の風力発電機)

Economic espionage sponsored by the Chinese government is costing U.S. corporations hundreds of billions of dollars and more than two million jobs

中国政府に支援された経済スパイによって、アメリカの企業が数十億ドルや2百万人を超える分の仕事を失っている

放送は、2016/1/17だったようです。

American Superconductorが中国企業にタービンの製造を依頼してから、従業員のKaravasevicに女性を世話したりして、不正に制御ソフトのソースコードを得たり、会社にmalwareを送られて、不正アクセスで技術を盗んだということが、放送されました。

中国が狙う 産業スパイはそこにいるー中国人を採用するな。産業スパイされるぞ。

中国が狙う 産業スパイはそこにいるー中国人を採用するな。産業スパイされるぞ。 – 弓道修行日記

中国が狙う 産業スパイはそこにいる 2012/7/9 7:00日経新聞

には、2012/7/9に、以下のように日経新聞を引用しています。CBSの独自取材の新ネタではなく、以前から有名な事件だったようです。社長へのインタビューは独自ですが…

■オーストリアから盗まれたソフトの設計図

北京大学など多くの大学が集まる北京市西部に本社を置く中国の風力発電機メーカーの最大手、華鋭風電科技(シノベルウインド)。巨大なタービンを制御する装置の調達先として米アメリカン・スーパーコンダクター(AMSC)と提携関係にあった。AMSCはシノベルの風力発電機1基につき一定のロイヤルティー収入を得る取り決めだった。

ところが11年6月、ある事件が起こる。

シノベルが突如、AMSCからの制御装置納入を拒否。不審に思ったAMSCが「定期点検」と称してシノベルの風力発電所にコンピューター技師を派遣して制御装置のデータを解析すると、衝撃的な事実が判明した。AMSCがオーストリアのホストコンピューターで厳重に管理しているソフトの設計図「ソースコード」を盗み出し、それを勝手に書き換えて利用していたのだ。

AMSCが社内調査したところ、関与が疑われたのはオーストリアの研究所に勤めるセルビア人技師、デジャン・カラバセヴィッチ。11年3月末に退職希望を提出し、残された有給休暇を消化しているところだったが、6月初旬、通常とは別のコンピューターから社内の電子メールにアクセスしていることが分かった。中国からのアクセスだった。

中国は世界一の風力発電大国。エネルギーの7割を石炭に依存する体制を変えようと、政府が風力発電の普及を奨励している
中国は世界一の風力発電大国。エネルギーの7割を石炭に依存する体制を変えようと、政府が風力発電の普及を奨励している

AMSCの告発を受けオーストリア当局はカラバセヴィッチを逮捕。自宅からはシノベルと結んだ報酬170万ドル(約1億3千万円)の契約書が見つかった。

「シノベルから接触を受け始めたのは2010年。風力発電機にすぐに取り付けられるソフトウェアを開発してほしいと言われた」。取り調べに対しカラバセヴィッチは事件の詳細を語り始めた。シノベルが用意した北京市内のマンションで缶詰め状態となって完成させたソフトは、11年7月までにシノベルの1000を超す発電機に組み込まれていたという。

アメリカ人は、このような技術の不正な盗みを(日本人よりも)嫌います。技術の保護(発明者の保護)は、アメリカの憲法にも規定されている理念なのです。

このような背景があって、2015/9の米中首脳会談での話がでたようです。

(2015/9の米中首脳会談時の共同記者会見)

オバマ大統領の要請に対して、習主席は、それを無視するかのように、平然としらを切ったそうです。

今後は、アメリカは中国に対してきつい態度で望むようになりそうです。最近の日韓合意などとも関係あるのかもしれません。

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