Windows – DvorakJ 親指シフトインストーラー

DvorakJ はキーボード配列を変更する、blechmusik様作のWindows 用のオープンソースフリーソフトウェアです。

「DvorakJ 親指シフトインストーラー」は、インストール後すぐに親指シフト(NICOLA)入力ができ、親指シフト用の設定をすぐにできるように当社がインストーラーを作成したものです。このページを公式ページということにします。

 

ダウンロード

こちらから最新版をダウンロードすることができます。

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se513020.html

 

親指シフトかんたん設定

kantan-setting

(「親指シフトかんたん設定」の画面 クリックすると拡大します)

「親指シフトかんたん設定」は、親指シフトユーザーが簡単に設定できるように当社にて作成したプログラムです。

インストール終了時に自動的に起動します。

7つの選択肢を選んだ後、「反映/起動/再起動」ボタンを押せば、その時から親指シフトを使うことができます。

選択肢に迷った場合は、そのまま上の選択肢を選んだまま、「反映/起動/再起動」ボタンを押せばだいじょうぶです。

ポインターを項目に近づけると、説明がポップアップで表示されます。

なお、細かい設定をする場合は、DvorakJの設定画面で行ったり、配列定義ファイルを編集したりして行います。

難しい設定項目

左下の「IMEでのローマ字/かな」という設定項目で迷う方が多いようです。

IMEにて、「ローマ字入力モード」になっている場合は、「ローマ字入力」、「JISかな入力モード」になっている場合は、「かな入力」を選びます。

すなわち、IMEとエミュレーターとの間で同じにします。

「親指シフト入力」するのだから「かな入力」を選ぶというものではありません。

少し難しい話になりますが、IMEでは、「ローマ字入力」か「JISかな入力」しかサポートしていません。「DvorakJ」、「やまぶきR」、「快速親指シフト」のようなエミュレーターは、「ローマ字入力」又は「JISかな入力」向けのキーコードをIMEに出力します(Japanistの「快速親指シフト」では「かな入力」、「やまぶきR」では「ローマ字入力」に限定されています)。

例えば、親指シフトで「J」キーを押して「と」を打つと、「T」「O」(ローマ字入力の場合)又は「S」(JISかな入力での「と」 – かな入力の場合)のキーコードを出力するのです。

「はときいん」と押すと、全角で、「fsげy」となり、日本語を入力できない場合は、ここのDvorakJでの設定を「ローマ字入力」にすれば直ります。

「ローマ字入力」にした方が、IMEとの互換性がいいですし、同じPCで「ローマ字入力」も使う場合は切り替えが楽です(左Ctrl→右Ctrlの操作だけで親指シフトから「ローマ字入力」に切り換えることができます)。

これに対して、「かな入力」の方が処理が少し速くなります。しかし、変換候補を選択する際に数字キーでの選択ができない場合があるなどの制約があります。

履歴

Ver.1.51からは、Windows 10での挙動を改善すべく、最新のコンパイラーでコンパイルし直しています。

Ver.1.52からは、「かんたん設定」を操作しやすくするために、(黒い画面の)「バッチファイル」からビジュアル的なプログラムに変更しました。

Ver.1.54では「DvorakJ-かんたん設定」において、親指キー「無変換/スペース」の選択肢も加えました。

Ver.1.56では「DvorakJ-かんたん設定」において、

●親指キーの設定で「無変換/スペース」の選択肢も加え、

●kantansetting.iniを書き込めなかった場合にエラーが出る問題に対応し、

●「キー入力を待機する時間」の「日本語入力」を60から45(NICOLA入力の場合)又は40(NICOLA拗音入力の場合)に変えました。

Ver.1.57では、「キー入力を待機する時間」の「日本語入力」を60(NICOLA入力の場合)又は55(NICOLA拗音入力の場合)に変えました(戻しました)。

Ver.1.58では、NICOLA拗音拡張の仕様変更に伴い最新仕様を実装しました。
Ver.1.60では、無変換キーが無効になっていた問題を修正しました。 DvorakJの「SandSなど」の設定画面で、「[無変換]+[文字]と…」をオフにすることで行いました。

ストアアプリでも使えます

Windows 8/10のストアアプリ(ユニバーサルWindowsアブリ)でも通常使えますので、Windowsの場合、最もおすすめします。

(Japanist、やまぶきRだと、Windows 10のWiFiパスワード入力時やEdge利用時に、「文字入力ができない」という問題が発生します)

(DvorakJの設定画面…かんたん設定を使う場合は必ずしもここの設定は必要ありません)

特徴

●インストール最後に起動する独自の「かんたん設定」をすれば、 その後すぐに、親指シフト(NICOLA)入力ができる。
(「かんたん設定」は、後でも行うことができます)

●MS-IME、Atok2015以降、Google日本語入力であれば、 Windows 8/10のストアアプリ(ユニバーサルWindowsアブリ)
でも使えるようです。(完全には検証できていません)

●タスクトレイにある(多くの場合「<」の先にあります)DvorakJのアイコンを
右クリックして終了を選ぶと、DvorakJを終了することができます。
左Ctrlキー → 右Ctrlキー の操作だけで、DvorakJを一時的に停止することができます。
右Ctrlキー → 左Ctrlキー の操作だけで、DvorakJを再開することができます。
すなわち、「ローマ字入力」用の設定であれば、 「親指シフト」と「ローマ字入力」を切り替えることができます。

●JISキーボードで使う場合、「:」がBackSpaceキーとなります。
半角で「:」を打つ場合は、「Shift+0」又は「\」を使うようにしています。
ただし、「[ 」キーは取消キー(Esc)とはなりません。
必要であれば、C:\Prog\DvorakJ\Dataにあるファイルにて{ESC}を加えるように編集してください。

●デフォルトでは、C:\Prog\DvorakJにインストールされます。
これをC:\Program Filesの下にすると、設定ファイルを書き換えしにくくなります。
このDvorakJフォルダをUSBメモリーにコピーしてDvorakJ.exeを実行することによって他のパソコンで使うこともできます。

●スタートアップへの登録を自動的にできる。
(パソコン起動時に自動的に実行されるようになります)

●親指シフト(NICOLA)入力を拡張した「NICOLA拗音拡張」の入力もできます
(「かんたん設定」で選択した場合)。詳細は、 http://www.lifelabo.com/a/548
NICOLA完全上位互換で文字キー同時押下による拗音や撥音(かな+ゃゅょぃっ等)のワンアクション入力ができます。

●レイアウトの画像ファイルがDvorakJフォルダにコピーされます。
初心者の場合、ワープロソフトに貼り付けて印刷して画面の脇にでも貼り付けておくことをおすすめします。

●Shiftを押しながらキーを押すことで、英字を未確定で入力することができます。
これによって、かなと英字が混ざっている場合にモードを切り替える必要がなくなります。

●DvorakJの動作がおかしくなったら(例、ローマ字入力やJISかな入力になった場合)、半角/全角キーを2回押すといいようです。

●DvorakJの設定画面で「×」を押すと、DvorakJがタストトレイに格納されます。
終了する場合は、DvorakJのアイコンで右クリックします。

●Altキーを押しながらの2以上のキーを押す「メニュー操作」などは、 Altキーを最後まで押しながら行うといいようです。
(Ctrlキー、Windowsキーも同様)


IMEとしてJapanistを使う場合は、DvorakJよりもやまぶき/やまぶきRの方が問題が減るようです。


DvorakJの使用に問題があるソフトウェア

Windows 8/10のストアアプリ(ユニバーサルWindowsアブリ)でも通常使えますが、残念ながら特定のソフトウェアにて動作上問題が発生することがあるようです。コメントにて情報をお待ちしております。

●Everything(ファイル検索のためのフリーソフト)

以前のバージョンだと問題があったようですが、最新バージョンでは問題がなくなっているようです。

●SDL Trados Studio 2015(翻訳支援ソフト)+ATOK2016

使えますが、他のソフトウェアに切り換えた後などに、ひらがなではなく全角英字が出力されるようになります。半角/全角キーを2回押すと直ります。(しかし、面倒です)ATOK2016固有の問題かもしれません。エミュレーターで日本語モード設定用キーを押すと、そのキーの出力の前に半角/全角キーを2回出力させるようにすると、改善するかもしれません。

翻訳を仕事でやっている方では、動作速度の問題で、別のパーティションに別のWindowsをインストールして、Trados Translator’s Workbench Freelance 2007+Word 2003で作業をしている方も多いようです。

 

情報をコメントにていただければ助かります。

DvorakJのソースコード(スクリプト版のahkファイル)をいじれば解決できる可能性はあると思います。DvorakJを改善できそうな方はぜひお願いします。


コメント(34)

  1. 匿名 on

    こんなソフトがあることを今日初めて知りました。もっと早く知っていればと悔やむばかりです。 若干 IME のモード切替が違うのかな。

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    • lifelabo on

      コメントありがとうございます。確かにIMEのON/OFFなどはJapanistを使う場合と違うようですね。

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  2. けんすけ on

    最新のAHKコンパイラーでコンパイルし直しているとのことで、DvorakJ親指シフトインストーラーは本家のDvorakJよりも安定性が上がっているような気がします。
    かんたん設定はGUI版になってわかりやすくなりました。
    あとは、「DvorakJの使用に問題があるソフトウェア」が減るようにソースをいじってくれる人が出るといいですね。

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  3. aki on

    DvorakJを試しにインストールしてみましたが「左Ctrlキー → 右Ctrlキー の操作だけで、DvorakJを停止することができます。」と解説がありますが、どうしても停止できませんでした。
    特別な仕様があるのでしょうか?

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    • lifelabo on

      左のCtrlを押したあとに右のCtrlキーを押すというこのキー操作の後に、タスクトレイにあるDvorakJのアイコンが赤と白の停止標識のアイコンに変わるはずです。変わっていませんか?私の場合、今やってみたら変わりました。こうなっていればDvorakJが起動していないときと同じになります。なお、キーはDvorakJの設定のホットキーのところで変えられます。

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    • lifelabo on

      ちなみにDvorakJを終了させるには、タスクトレイにある(多くの場合「<」の先にあります)DvorakJのアイコンを右クリックして、終了を選びます。

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  4. aki on

    lifelaboさん、ご教示ありがとうございます。左のCtrlキーを押したあとに右のCtrlキーを押すというこのキー操作では切り替えができませんが、隠れていたタスクトレイにあるDvorakJのアイコンを終了させることでようやく機能停止できました。

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    • lifelabo on

      解決したようでよかったです。
      わかりにくかったので、今後の「DvorakJ 親指シフトインストーラー」ではドキュメントに、終了方法と設定呼び出し方法を具体的に記載することにします。

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  5. HT on

    DvorakJをインストールしたのですが、日本語が入力できません。英文も、ちゃんと入力できないです。

    「はときいん」と押すと、fsgey となります。
    通常の英文として表示される感じではなく、日本語入力時の英文タイピングみたいになります。

    これはどういう状態でしょうか?

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    • lifelabo on

      DvorakJは、上の「DvorakJ親指シフトインストーラー」を使いましたでしょうか?
      それとも本家からダウンロードしたのでしょうか?

      原因は、おそらく、
      ●本家の設定がそのままなのか、
      ●かな漢字変換システム(IME)の「ローマ字入力/かな入力の設定」と、
      DvorakJでの「ローマ字入力/かな入力の設定」とが合っていないためと思います。

      前者の場合、デスクトップにできる「DvorakJかんたん設定」を実行します。

      とりあえず、今のままだと困ると思うので、DvorakJを終了させる必要があるかもしれません。
      それには、画面右下のタスクトレイにある「<」をクリックして、DvorakJのアイコンで右クリックして、終了を選びます。

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      • HT on

        「DvorakJ親指シフトインストーラー」を使い、
        かんたん設定も実行して、かな入力の設定にしています。

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        • lifelabo on

          かな漢字変換システム(IME)の「ローマ字入力/かな入力の設定」と、
          DvorakJでの「ローマ字入力/かな入力の設定」とを合わせる必要があります。

          ●IMEをかなモードにするか、
          (IMEの設定画面を開くか、Alt+「カタカナ/ひらがな」(変換キーの隣)を操作する)
          ●DvorakJの設定をローマ字モードにする
          といいと思います。

          IMEの設定画面を開いてIMEをかなモードにするには(例として、MS-IMEの場合)、
          田+X,Pでコントロールパネルを出して、言語の追加、日本語のところでオプション、入力方式のところでオプション、詳細設定、ローマ字入力/かな入力
          と進んで行います。

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          • HT on

            詳しい解説、ありがとうございました。
            かんたん設定でローマ字にかえたら、解決しました!
            しばらく練習が必要ですがオアシスワープロの代わりに使えるようになったら最高です!
            また何かありましたらよろしくお願いいたします。

  6. ta7bey on

    親指キーですが、右=スペース 左=無変換 の設定も加えていただけると、大変ありがたいです。
    よろしくお願い申し上げます。

    返信

    • lifelabo on

      了解いたしました。次から加えます。
      なお、現状でも、配列定義ファイルのSpace, HenkanをMuhenkan, Spaceにそれぞれ変えることで可能ではあります。

      返信

    • lifelabo on

      先ほど公開しましたVer.1.55にて、右=スペース 左=無変換 の設定も加えました。

      返信

  7. mitax on

    便利なソフトを開発していただき、ありがとうございます。
    簡単設定を開いて、閉じようとすると、kantansetting.iniへ書き込めません。と表示され、フリーズします。タスクマネージャーから強制終了させましたが、原因はどこにあるのでしょうか。
    よろしくお願いいたします。

    返信

    • lifelabo on

      すいません。かんたん設定のプログラムの不具合ですね。確認して修正いたします。
      kantansetting.iniは、かんたん設定における8つくらいの選択を保存するためだけのものです。
      また、かんたん設定やインストーラーや一部の配列定義ファイルは当方で作りましたが、DvorakJはblechmusik様が作られてオープンソースで公開されているものです。また、DvorakJはAutoHotkeyというオープンソースのプログラムを利用しています。

      返信

    • lifelabo on

      この問題に対処すべく、先ほどVer.1.55を公開しました。(vectorでは後日公開になります)

      返信

  8. KM on

    このソフトを導入すると、ロジクール社のJIS配列キーボードと競合して、どちらかがうまく機能しないことがあるでしょうか?

    返信

    • lifelabo on

      DvorakJ親指シフトインストーラーをインストールした場合、ロジクール社のJIS配列キーボードも、その影響を受けます。
      逆に言うと、ロジクール社のJIS配列キーボードでも親指シフトができるようになります。
      それで特に問題がないかと思いますが、停止したければ、左Ctrl → 右Ctrlの操作をするか、DvorakJを終了すればいいかと思います。

      返信

  9. ふぁんとむ on

    親指シフトかんたん設定

    返信

  10. TY on

    ①以前EverythingだとDvorakjでは入力できない、と報告しましたが、最新版のEverythingだとDvorakjで入力できています。当方の環境はWin7,Win10(64bit) です。
    ②「カタカナ/ひらがな」の機能を「無効」にできませんか。どうも、orz設定にしてから右手の親指が「カタカナ/ひらがな」にあたってしまいます。

    返信

    • lifelabo on

      Everythingの情報ありがとうございます。反映しておきます。
      ひらがなキーについて、お使いのIMEでもDvorakJでも無効化することができると思います。
      DvorakJでの方法は調べておきます。

      返信

    • lifelabo on

      DvorakJにて「カタカナ/ひらがな」の機能を「無効」にするには、
      ●タスクトレイにあるDvorakJのアイコンをクリックして設定画面を出して、
      ●左の「単一キー」の「[無変換]など」で[かな]を見つけて、
      ●「何も発行しない」などを選ぶ
      といいと思います。

      返信

  11. おなまえ on

    すごいソフトを発見させていただきました。ありがとうございます。
    一点質問があります。
    右シフトにENTERキーを割り当てることはできますでしょうか。
    よろしくお願いします。

    返信

  12. おなまえ on

    書き方がわかりにくくなりました。すみません。
    「ENTERキーを右シフトキーとして使用する方法」です。
    設定ファイルのhenkanをenterに変えても駄目そうでした。

    返信

    • lifelabo on

      http://eee-life.com/kb/setting/yoi
      のやまぶきR又はやまぶきで試してみたらできました。こちらを利用してみるのはどうでしょうか?
      DvorakJでやるのはChangeKey(http://eee-life.com/kb/a/399)でEnterに変換を割り当てたりしないかぎり難しそうですね。
      なお、その場合は、EnterをEnterとして使えなくなってしまいます。

      返信

  13. ma2 on

    Symantec Endpoint Protectionが警告を発してインストールファイルを検疫してしまいます。WS.Reputation.1を検出とのことです。

    返信

    • lifelabo on

      ご報告ありがとうございます。現状、他の方からはご報告をいただいていませんし、vectorからも報告を受けていないので、誤って検知されたものかとは思いますが、調べておきます。

      返信

      • ma2 on

        WS.Reputation.1は未知のファイルを念のために検疫する仕組みのようです。ですから問題がない可能性が高いですね。お騒がせしました。

        返信

  14. 葉っぱ on

    DvorakJ親指シフトインストーラーをインストールして親指シフトかんたん設定を完了したのですが、DvorakJを終了したのに、キーボード左右にあるシフトキーがに利きづらくなることってありますか?

    全く使えないというわけではなく、根気よく押し続けるとたまに反応してくれるのですが、普段あまり使わない右のシフトキーにまで、同じ症状がでるのでキーボード連打によるキー自体の損傷ではなさそうでして、本来の入力設定自体が親指シフトかんたん設定をしたことによって変わってしまったのかなと思っているのですが?

    同じ経験をされたかたいらっしゃいましたら教えていただけませんか?

    返信

    • lifelabo on

      DvorakJ親指シフトインストーラーをインストールしてシフトキーが利きづらくなるという経験をしたことは私は今のところはありません。

      どのキーボードをお使いでしょうか?

      返信

      • 葉っぱ on

        キーボードは専用のものではなく、ASUSのノートPCのキーボードです。
        色々と調べたところどうやら故障っぽいのでメーカーに修理の依頼をするつもりです。
        お騒がせしました。

        返信

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