Windows – Japanistによる親指シフト

<追記:Japanist2003がバージョンアップして、2017/10/27にJapanist10が発売されました!!>

Japanist 2003は、Windows 10でも「デスクトップアプリ」なら問題なく使えましたが、Windows 10のストアアプリ、Edgeブラウザ、WiFiパスワード入力などで使えませんでした。Japanist 10ではこの問題が解決されています。

Windows 7やWindows 8.1をお使いの方は、Japanist 10を購入しても同梱されているJapanist 2003を使うことになります。

Japanist 10の設定内容は、Japanist 2003と大きく変わっていないようです。


japanist10pkg oasysv10 

JapanistとOASYS

富士通のJapanist 2003(amazonだと2016/12/19現在送料込みで3936円)は、特に昔からの親指シフトユーザーに人気があります。 OASYSワープロの流れを引き継いでいます。

Windows 10対応になったワープロソフトOASYS V10.0(amazonで2016/12/19現在送料込みで14799円)を買うとJapanistも付いてきますので、元OASYSユーザーの方は、こちらの方がいいかもしれません。OASYS V10ではdocファイルなどを読み込むことができます。

amazonではどちらもWindows 10対応と書いていませんが、富士通では最近Windows 10対応(条件付き)としています。

Japanistは、動作が軽い「かな漢字変換システム(IME)」に「快速親指シフト」という親指シフトエミュレーターが組み合わさったものです。

親指シフト用のキーボードシールが付属します。

富士通の親指シフトキーボードはもちろん、通常の106/109キーボードもサポートしています。

●富士通の正規な製品である(仕事場で導入しやすい 正統な親指シフト)
●変換の動きが速い(親指シフト向き)
点が支持されているようです。

親指シフトエミュレーターの「快速親指シフト」

親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボードや富士通のFKB7268-801やFMV-KB232のようなJIS系キーボードでは、「快速親指シフト」を使用して、「親指シフト」を実現することができます(これらのキーボードでも「親指シフトエミュレーション」はDvorakJなどで行い、JapanistをIMEとしてのみ使用することもできます)。

WindowsストアアプリやEdgeブラウザでは使えません

Windows 8.1/10でも使えます(最新のアップデートプログラムを適用することが必要)。

しかし、少なくとも現状は、デスクトップアプリ限定で、WindowsストアアプリやEdgeブラウザでは使えません。

特に、Windows 10では、Windowsストアアプリで使えないということの他に、検索バーやWiFiのパスワード入力時に文字入力を受け付けないという問題があります。

この場合、田+SpaceでMS-IMEなどに変更後に入力したり、メモ帳などで入力後にCtrl+Cでコピー・Ctrl+Vで貼り付けを行ったりします。

Japanistの導入方法

(1)Japanistをインストール

まず、Japanist 2003のCD-ROMから(光学ドライブがない場合はUSBメモリーなどに移して)Japanistをインストールして、指示どおりに再起動します。(すでにインストールされている方は(4)または(5)へ)

辞書検索のための「メディアパネル」は、対応のWindowsが古いので、インストールしない方がいいと思います。

(2)修正モジュール

Japanistダウンロードサイトから、Japanist 2003の最新の「修正モジュール」をダウンロードします。2016/7/19現在はrel.317が最新版です。

(3)展開

ダウンロードされるU012.zipを展開して、README.TXTの記載に従います。

具体的には、64bit版のWindowsでは、Update\UPDATE_x64.exe、32bit版のWindowsでは、UPDATE_x86.exeを実行します。そして、指示通りに再起動します。

64bit版のWindowsか32bit版のWindowsかわからない場合は、Windowsキー(田キー)+Rで、「control system」と入力して「OK」で開く「システム」の画面の「システムの種類」でわかります。

(4)IME切り換え

Windowsキー(田キー)+Spaceで、IMEをJapanistに変更します。

(5)設定

ワープロソフトなどで文字入力状態にした上で、「半角/全角」キー(またはAlt+「半角/全角」)を押すと、画面の右下にJapanistのパレットが表示されます。

Japanist-pallet

このJapanistのパレットの左端のハンマー(設定)をクリックします。

(6)詳細表示

簡易表示から詳細表示に変えます。

Japanist2

(7)快速親指シフトの起動

キーボードをクリックして、キーボード指定が「106/109日本語キーボード」であることを確認して、「快速親指シフトを使用する」のチェックを入れて、「設定」ボタンを押します。場合によっては、「環境スタイル」を「MS-IME」などの自分好みのものに合わせるといいでしょう。

OASYSやJapanistユーザーでない方は、「MS-IME」や「ATOK」にしておいた方が無難かと思います(OAKなどだとカーソルの挙動が独特です)。

japanist3

(8)快速親指シフトでの設定

快速親指シフトでは、たとえば、下の画像のように「▼」によって設定して「OK」を押します。

この画像のようになっていれば、「無変換」キーが空白、「空白」キーが無変換キーかつ左親指キー、「変換」キーが変換キーかつ右親指キーとして機能するはずです。この画像はクリックすると拡大します。

左と右の親指キーは、「親指シフトキーの割り当て」で設定します。

「BackSpaceキーの入れ換え」をしたくない場合は「入れ換えを行わない」とします。Japanistでは、BackSpaceキーか「:」キーのどちらかをBackSpaceとすることができます(両方同時にはできません)。

「キー動作拡張」をクリックすると、さらに細かい設定を行うことができます。

japanist4

上の設定にすると、「:」キーと「BackSpace」キーが入れ替わり、「無変換」キーと「空白」キーが入れ替わります。

japanist-keyactionextend

(7)の画面などで細かい設定を行うこともできます。こちらこちらこちらが詳しいです。

こちらに「ATOK風」というJapanist用スタイル(「快速親指シフト」を使用)を置きました。「ATOK風スタイル例-無変換はOASYS風.txt」、「ATOK風スタイル例-無変換で確定」の2つの設定が入っています。

これをベースに設定する場合は、(7)の画面で、環境スタイルの右にある「編集▼」を押して、「テキストファイルからの登録」を選択して、展開した「Japanist-ATOK風スタイル例.txt」を指定して、新しく「ATOK風」の環境スタイルを指定します。


(9)Windowsの設定(コントロールパネル)

Windows 10で使う場合は、こちらに記載のように

●既定のIMEを変更する・アプリウィンドウごとに異なる入力方式を設定する

●高速スタートアップを無効化する

の設定をした方がいいと思います。

Anniversary Updateをすると、初期設定に戻りますので、再度設定が必要です。


Japanistでの半角/全角英字/全角ひらがなの切り替え

Japanistでは、全角英字/全角ひらがな の切り替えを「Caps Lock英数」キーと、「変換」「無変換」キーで行い、

半角/全角の切り替えを「半角/全角」キーで行います。


「入力モード」バーが表示されなくなってしまったら

Windows 10で、「動作環境の編集」|入力モード|表示形態 で、「タスクトレイ型」を選ぶと、「入力モード」が表示されなくなります。

Japanist-pallet

(これが出てこなくなってしまい、「動作環境の編集」をすることができなくなります)

解決策はこちら


IMEとしてJapanistを使い、親指シフトエミュレーションとして「快速親指シフト」を使わない場合は、「DvorakJ」よりも「やまぶき/やまぶきR」の方が問題が少ないようです。



コメント(9)

  1. HS on

    本日(2016年8月15日)、amazonを通じて貴社の親指シフトキーボードを購入してJapanist2003で使うようセットしました。
    キーポードの環境スタイルは、「FMV DC」、キーボード指定は「106/109日本語キーボード」です。
    「空白 親指左」については機能しませんが、その代わり「無変換」が「親指左」として機能します。
    何が問題でしょうか。

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    • lifelabo on

      親指キーは、上の(8)の画面で、「親指シフトキーの割り当て」で設定します。この画像のようになっていれば、「無変換」キーが空白、「空白」キーが無変換キーかつ左親指キー、「変換」キーが変換キーかつ右親指キーとして機能するはずです。こちらはいかがになっているでしょうか?この画像はクリックすると拡大します。

      返信

  2. K on

    [お問い合わせさせてください。]

    貴社の、「親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボードTM」を購入して(済)、japanist(install済)で使用したいのですが、japanist動作環境の設定で、キーボード指定の選択肢の、どれも、適合しないため、ここでストップしてしまいました。

    japanist動作環境で、既定になっていると思われる、106/109日本語keybord、快速親指シフト選択の上で、keybord driver 組み込む、のようなのですが、keybord driver を探せない状態です。

    テストしている pcは、富士通ノート、win7、で、jis標準キーボードが本体に組込まれていますが、「 usb-親指シフトキーボード [FKB7628] ーThumb Touch? (サムタッチ)ー (富士通コンポーネント株式会社) 」は、上記japanist動作環境に選択肢があり、可でした。(使えます。)

    ただしすこし使い勝手が合わないため、可能なら、事務所の仕事で、この「親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボードTM」キーボードを使ってみたいと思います。

    なにか、adviceいただけますでしょうか。(これまでずっと親指シフトを使ってきています。)

    よろしくお願い申し上げます。

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    • lifelabo on

      詳細なコメントをありがとうございます。
      現在外出中のため、後日に調べた上でご報告いたします。
      > japanist動作環境で、既定になっていると思われる、106/109日本語keybord、快速親指シフト選択の上で、keybord driver 組み込む、のようなのですが、keybord driver を探せない状態です。
      と書いていただきましたが、キーボードドライバーについては特にインストールしなくてもいいかと思います。
      したがって、japanist動作環境で、106/109日本語keyboard、快速親指シフト選択で通常いいかと思います。しかし、後日、詳細をご報告いたします。

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    • lifelabo on

      調べてみました。
      やはり、キーボードドライバーについては、「HIDキーボードデバイス」というものが自動的にインストールされますので、
      特にインストールしなくてもいいです。
      したがって、japanist動作環境で、上の画像のように、「106/109日本語キーボード」、快速親指シフト選択(の後に詳細設定)で通常だいじょうぶなはずです。
      まだ問題がありましたら遠慮なく聞いていただけるとうれしいです。

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  3. K on

    テストしていただき、ありがとうございました。

    手元のパソコンでは、デスクトップ(富士通D550という機種)でも、ノート(富士通A574MX)でもうまくいかないのですがー親指シフトができないのですがー、なにか、情報がありましたら、お知らせいただけると、ありがたいです。
    (ノートpcの方はキーボードドライバがインストールされません。デバイスドライバをインストールしています、のメッセージは、出てくるのですが・・・しばらくして、正しくインストールされませんでした、のメッセージでした。)

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    • lifelabo on

      日本語入力OFFの状態で半角の英字の入力はできるのでしょうか?
      もしできないのなら初期不良の可能性があります。
      (と書きましたが、初期不良の可能性がありますので、別途連絡させていただきます)

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  4. 小谷行雄 on

    確認してみて、
    デスクトップでは、ドライバーインストールがされますが、親指シストキーが利かない(右上刻字かな漢字変換がされない)、
    ノートでは、ドライバーがインストールされない、状態です。
    (今日のテストでは、キーボードの認識がされないような状態です。デスクトップではキーボード接続のその都度インストール実行と完了のメッセージが出ます。)
    別途ご連絡いただけるようですので、よろしくお願い申し上げます。

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    • lifelabo on

      このたびはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
      さきほどメールにてご連絡させていただきました。

      返信

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