物理12キーでポケベル式入力が可能なAndroid用日本語入力アプリnicoWnnGの設定

<追記:2018/8/20>ポケベル式入力のためのAndroidアプリの「2タッチ文字入力」をリリースしました!!


ポケベル式入力

こちらでご紹介したように、ポケベル式入力は、ケータイやスマホで、すべての「ひらがな」、「アルファベット」を必ず2つのキーで入力する方法です。

「か」は「2(か行)、1(番目)」、「き」は「2(か行)、2(番目)」、「そ」は「3(さ行)、5(番目)」といったようにです。

2タッチ入力時のキーの割り当て
2 桁 目
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0
1

1
2
3
4
5
6
7
8
9
0

(nicoWnnGの「2タッチ」での割り付け)※「空」はスペース

この組み合わせは、暗記しているというよりも体が覚えている感じです。

だから画面をあまり見ずに、ケータイ(スマホを含む)で文字入力できるため、今でも使われています。

タッチ画面付きのスマホ

タッチ画面付きのスマホ(普通のスマホ)では、フリック入力している人が多いのですが、ポケベル式入力の方が画面を見ずに打てるし、頭をはたらかせないで打てます。

(私も持っているZenfone)

以前からポケベル式入力で入力していた方では、まだポケベル式入力をしている人が多いのです。

タッチ画面付きのスマホでのアプリ

iPhoneであれば、現在、ポケベル式入力が可能なアプリはないようです。

Androidであれば、ここでご紹介するnicoWnnG(無料)の他、、ATOK(有料)、FSKAREN(有料)などで利用可能です。

(他のIMEアプリを含めても)変換性能は、ATOKが最も優れていると思います。

タッチ画面付きのスマホでポケベル式入力を行いたい方は、ATOKアプリを購入するか、ATOKがプリインストールされている端末(ASUS Zenfoneシリーズなど)を使うことをおすすめします。なお、プリインストールされているATOKではポケベル式入力ができないようになっているものもあります(キャリアから販売されているガラホなど)。

nicoWnnGのAQUOS Kシリーズ(SHF)向け独自ビルド版

なお、nicoWnnGはオープンソースなので、元の作者ではない方がガラホ(au AQUOS Kシリーズ(型番SHF)用)に作った「(AQUOS Kシリーズの)メールボタンで[あA1]切り替え、カメラボタンで変換、ブラウザボタンで記号とか入力できる」ようになっている独自ビルドapk(予備)があるようです。

予測入力窓が出てないときに文末で右・下を押すとスペース・改行が入力されるようにもなっています。

Button Mapper(カスタムキーコード出力は有料で340円ほど)のようなうまくキーコードを変えてくれるアプリと組み合わせたら他の機種でもうまくボタンで切り替えなどができるかもしれません。

※LGS01では、あまり有効に使えませんでした。

物理12キー付きAndroidデバイス

世の中には、物理12キー付きAndroidデバイスというものがあります。

見た目はガラケーと同じです。OSはAndroidなのでLINEがプレインストールされていたり、後からがんばってインストールできることが多いです。

通話しやすく、持ちやすいため、「ケータイといったら通話でしょ!スマホは幅がありすぎ。ガラケーだとLINEを使えなくて困るんだよな~」という人が選んでいることが多いようです。

また、「ガラケーの時代と同じように文字入力したい」という人も多いようです。

大きく2つに分けることができます。

(1)ガラホ

ガラホとは、「スマートフォン用のOSや半導体部品を転用して開発された、日本国内向けフィーチャー・フォン(いわゆるガラパゴスケータイ)の一種を指す新造語」とのことです(wikipedia)。

sh-06g
(SH-06G – ガラホのほとんどはLINEができます)

OSはAndroidであるものの、普通のスマホと比べると、画面がタッチ対応していないなどの制限があります。そのため、Google Playがプリインストールされていないです(=Googleにお金を払っていない)。

少し操作が難しいですが、apkファイル(アプリのインストール用ファイル)をブラウザで直接ダウンロードしたり、SDカードにapkファイルを用意すれば、アプリのインストールができるようになっていることが多いです(別途設定が必要)。

例えば、SH-06G、F-05G、AQUOS K SHF33、MARVERA KYF35、602SH、SH-N01があります。

(2)ガラスマ(物理12キー付きスマホ)

見た目はガラホですが、Google Playがプリインストールされていて、画面がタッチ対応していて、ガラホと比べると普通のスマホに近いものです。スマケーという場合もあるようです。

lgs01
(私が最近入手したLGS01)

例えば、mode1 RETROLGS01(LG Wine Smart Jazz)、MUSASHIGalaxy Folder 2LG Wine Folderがあります。

「(1)ガラホ」と「(2)物理12キー付きスマホ」をあわせて、「ガラホ系」と呼ぶこととします。

ガラホ系でポケベル式入力

ガラホ系では、ほとんどの人がトグル式(ガラケー時代に主流だった入力方式で繰り出し式ともいいます)で入力します。

プリインストールされているアプリではトグル式のみができるようになっているかと思います。

しかし、ポケベル式入力をしようと思ったら、現状、アプリは実質的に1つ、nicoWnnGに限られます。

ATOKなどではタッチ画面付きスマホではポケベル式入力をサポートしていますが、物理12キーでの入力には対応していないのです。

ポケベル式入力といってもいろいろある

ポケベル式入力では、

  • アルファベットの割り付け
  • 濁音、半濁音(゛゜)の打ち方
  • 句読点(、。)の打ち方
  • 長音(ー)の打ち方

などによって微妙な違いがあります。

特に、「アルファベットの割り付け」の違いで、大きく2つに分けられます。

2タッチ系

昔のポケベルと同様に、A、B、C、D、E、F、Gは、16、17、18、19、10、26、27で入力します。

ニコタッチ

パナソニック系の一部のガラケーで使われていた方式で、キーの表記に対応したアルファベットの割り付けとなっています。

ニコタッチでの割り付け
2 桁 目
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0
1

1 _
2
3
4
5
6
7
8
9
0

A、B、C、D、E、F、Gは、27、28、29、37、38、39、46で入力します。

nicoWnnGでは、2タッチ系もニコタッチも、両方選択することができます。

正確には、「ニコタッチ」、「ベル」、「ニコ2」、「2タッチ」の4種類から選ぶことができます。

2タッチ系とニコタッチと、どちらが技術的に優れているかというと、おそらくキーの表記に対応したアルファベットの割り付けとなっている後発の「ニコタッチ」なのでしょうが、nicoWnnG以外では「ニコタッチ」をサポートしているアプリは(おそらく)ありませんので(本家のパナソニックからも出ていないと思います)、2タッチ系を使うことになるかと思います。

おすすめのポケベル式入力方式は?

nicoWnnGでは選択肢が多いのですが、ATOKでは「2タッチ式」固定です。

将来ATOKを使うこともあるかと思いますので、nicoWnnGを使う場合であっても、ATOKの方式に近い「2タッチ式」をおすすめします。

アルファベットを入力する場合でも、昔のガラケーと違って画面にガイドを表示できますので、迷わずに入力できます。

nicoWnnGでの「2タッチ式」の設定

私が使っているLGS01(画面はタッチ対応)でのnicoWnnGでの私の「2タッチ式」の設定内容を書いておきます。

デバイスを縦にしての動作はデバイスを縦にして設定し、デバイスを横にしての動作はデバイスを横にして設定するようになっています。

Androidの環境設定メニューから[言語とキーボード]-[nicoWnnGの設定]を選ぶと、nicoWnnG IMEの環境設定を行うことができます。

nicoWnnGキーボードの[文字種]キーを長押しして、文字種ダイアログから[設定]ボタンを押しても、同様に環境設定を行うことができます。

設定のトップ画面

詳細なキーボード設定
下参照。
縦/横画面で個別の詳細設定を行う
ON

キー操作音
OFF
キー操作音量

キー操作バイブ
OFF
キーポップアップ
ON
キーボードのデザイン

フルスクリーンモード
ON

キーコードテスト

候補学習
ON
予測変換
常に表示

確定後予測変換
ON
入力ミス補正
ON
絵文字入力形式
Unicode

詳細なキーボード設定(デバイスが縦のとき)

デバイスを縦にして設定に入ると、デバイスが縦のときの設定を行うことができます。

QWERTY配列の設定

縦ではQWERTY配列は使わないので省略

12キー配列の設定

12キー入力方式 2タッチ
ハードキー用ミニモード OFF
ミニモードの配列 1列
第2キー非表示 OFF
英大文字で入力 OFF
全角モードで全角スペース入力 OFF
トグル入力自動確定 OFF
記号に絵文字を加える OFF

他の設定

ハードキー接続時のみの設定 ハードキー接続時のみ設定を変更する OFF

かな文字を12キーで入力する ON
英字モードを使用しない ON(縦のときは英字も数字も「2タッチ」で入力します)
英字モードで12キーで入力する ON
数字モードを使用しない ON(縦のときは英字も数字も「2タッチ」で入力します)
数字モードで12キーで入力する ON
入力開始時の入力モード ひらがな
入力モードの切替順 あA1
URL・パスワードなど ON
キーの高さ 最小 (※ガイドとして見るだけなので「最小」で十分)
キーボードの下を空ける OFF
ソフトキーボードの表示制御 常に表示する(※ガイド用として表示させる)
矢印キーのフリック ON
[文字種]キーのフリック ON
候補表示の高さ 小
候補表示のフォントサイズ 最小
候補表示の行数 3行
候補表示を縦並びにする ON
候補が少ないとき表示行数を詰める ON
候補一覧表示ボタンを表示する OFF
候補表示の下を空ける OFF
左右矢印キーで変換候補を選択する ON

詳細なキーボード設定(デバイスを横にして)

デバイスを横にして設定に入ると、デバイスが横のときの設定を行うことができます。

QWERTY配列の設定

QWERTYキー入力方式 ローマ字(ミニ)
ハードキー用ミニモード OFF
ミニモードの配列 1列
直交型QWERTY配列 OFF
[Shift]と[Alt]を入れ替え ON
[Enter]キー付近の位置を変更 OFF
[Shift]キーの動作 [通常]-[シフト]
英語予測変換 ON
全角モードで全角スペース入力 ON
記号に絵文字を加える OFF
キーマップの変換 変換しない
[全角]キーで文字種を変更 ON

12キー配列の設定

横では12キー配列は使わないので省略

他の設定

ハードキー接続時のみの設定 ハードキー接続時のみ設定を変更する OFF

かな文字を12キーで入力する OFF
英字モードを使用しない OFF
英字モードで12キーで入力する OFF
数字モードを使用しない OFF
数字モードで12キーで入力する OFF
入力開始時の入力モード 半角アルファベット
入力モードの切替順 あA1
URL・パスワードなど OFF
キーの高さ 小
キーボードの下を空ける OFF
ソフトキーボードの表示制御 常に表示する
矢印キーのフリック ON
[文字種]キーのフリック ON
候補表示の高さ 最小
候補表示のフォントサイズ 最小
候補表示の行数 1行
候補表示を縦並びにする OFF
候補が少ないとき表示行数を詰める ON
候補一覧表示ボタンを表示する OFF
候補表示の下を空ける OFF
左右矢印キーで変換候補を選択する ON


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