Windowsパソコンを使う上で、自分に見えないファイルがあるのって、セキュリティー上というか、いろいろと問題だと思いませんか?
見えないことの問題
悪意のあるソフトウェア(マルウェア)が不正なファイルを作っている可能性がありますし、USBメモリーにファイルにコピーするときも見えていないファイルをコピーし忘れることもあります。なにしろ、自分に見えないファイルが存在しているのって、気持ち悪いです。
しかし、Windowsでは、デフォルトで一部のファイルは表示されない設定になっています。
このような事情ですので、ファイルやフォルダはすべて表示する設定にすることをおすすめします。(なお、大げさに書きましたが非表示のままでもだいじょうぶです)
ファイルやフォルダをすべて表示する設定
まず、エクスプローラーを出します。田+Eや、「スタート」を右クリックで出すことができます。
「表示」タプ|オプション と進み、
「フォルダーオプション」で上の画像のように設定するのがおすすめです。
これでファイルやフォルダがすべて表示されるようになります。
デスクトップにdesktop.iniが出現~
上のように設定してファイルがすべて表示されるようにすると、デスクトップに2つのdesktop.iniが表示されてしまいます。
これらは、1つは、C:\Users\Public\Desktop\desktop.iniで、もう1つは、C:\Users\[UserName]\Desktop\desktop.iniです。
これは邪魔なので、デスクトップにあるこのdesktop.iniを隠したいところです
デスクトップのdesktop.iniを非表示にする方法
Desktop.ini Documentationなどいろいろと調べたのですが、どうやら、上のようにファイルやフォルダはすべて表示する設定をしている場合、desktop.iniファイルを非表示にするのはdesktop.iniを消すこと以外は実質的に無理なようです。
「スタート」を右クリック|「Windows Power Shell(管理者)」とします。
cd C:\Users\Public\Desktop attrib desktop.ini –s –h del desktop.ini cd C:\Users\[UserName]\Desktop attrib desktop.ini –s –h del desktop.ini ※[UserName]は適宜変更
とすることで消すことができます。attribコマンドの前に、
attrib
とすることでそのフォルダ内のシステム属性のファイルも表示することができます。
desktop.iniを消すことによる影響
desktop.iniを消すことで以下のような影響があるようです。これを気にするのであればdesktop.iniは消さない方がいいでしょう。
エクスプローラーなどあらゆる場面で「デスクトップ」が「Desktop」となる
desktop.iniに、「特殊なアイコンを使い、Desktopという英語ではなく別のフォルダ名『デスクトップ』で表示する」という指定がされているためです。
逆に、「ドキュメント」「ピクチャ」「ダウンロード」「お気に入り」などについて、英語表記の方が良ければ同じ手順を実行することによって英語表記にすることができます。Windows Power Shellを多く使うプログラマー系の人にはいいかもしれません。