linux – oyainput

linuxでは、IM-IMEの組み合わせとして、Fcitx-AnthyやIBus-Anthyを使って親指シフトを実現することができますが、変換性能があまり高くありませんでした。

oyainputが登場!!

そこで、最近、OyaMozc(Android用の無料アプリ)を出されているIN Worksさんが、oyainputを開発して無料でオープンソースで公開してくださいました。

oyainputの本家サイト(インストール方法など)は、こちら

oyainputなら、mozcの変換エンジンを利用していますので、変換性能が高いようです。

オープンソースですので、トラブルがあればソースコードをいじって解決できるかもしれません。

linuxで日本語入力をするならoyainputをおすすめします。

参考サイト:

Linuxで親指シフトを利用する(Mozcとlibkkcの場合)

Linuxの親指シフトでMozcが使える!oyainputが公開された・・・感動

oyainputをカスタマイズしよう


古いPCでも動くXubuntuにoyainputをインストール

Linuxを使う目的として、メモリーが1GB程度しかなくてWindows 7も快適に使えなくなった古いPCを活用したいという方が多いと思います。

今回、7年前に発売されたAcer Aspire One D270に、Xubuntu、oyainputを入れましたので、手順を紹介します。この手順は、「親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボード」を使う場合も同じです。

Aspire One D270

aspireone1

スペックは、液晶サイズ:10.1インチ CPU:Atom N2600/1.6GHz/2コア メモリ容量:1GB 初期OS:Windows 7 Starter 32bitです。

Windows 7が動くもののCPUがAtomなので、常駐ソフトウェアを少なくしても、けっこうもたつきます。

aspireone2

キーボードはNの下の中央よりも右側で「(Spaceと変換キーの)割れ」がありますが、この段のキーの縦の長さは長くなっていますし、キーボード全体の大きさが小さいので、意外と親指シフトしやすくなっています。

Xubuntu

Linuxには、ubuntu、redhat、openSUSEなどのディストリビューション(分派)がたくさんあります。

その中のubuntuをインストールしようとも考えましたが、ubuntuを快適に使うには2GB以上のメモリーや速いCPUを必要とします。

そこで、軽量版のXubuntuをインストールすることにしました。

Xubuntuは、ubuntuを(少ないメモリーでも快適に動くように)軽量化したもの(ubuntuのフレーバー)になります。

今回は、Xubuntu 18.04 LTS 64bitをインストールしました。

インストールについて解説しているサイト

ここここここここなどを読んでおいた方がいいでしょう

インストール用のUSBメモリーを作成

(多くの場合、別の)PCでXubuntuのISOイメージ(1.5GB)をダウンロードしておきます。通常は、Mirror downloadsのJapanをクリックします。

ツールを使って起動可能なUSBメモリーを作ります。もちろん、時間はかかりますが、起動可能なDVDを作る方法もあります。

今回は、既に別の目的でインストールされていたPowerISOにて、ツール|起動可能なUSBドライブの作成 を実行して、作成しました。なお、この場合、使用後に、他のツールではUSBメモリーをうまくフォーマットできないことがあります。したがって、使用後には、このPowerISOにて、ツール|Clean USB Drive で、フォーマットします。

Windowsとの共存

既にWindowsなどの他のOSがインストールされていて、それと共存させる場合は、難易度が格段に上がります。初めての人は間違えてWindowsが入っているパーティション全体を消してしまったり、Windowsを起動できるようになるまであきらめてしまったりすることがあります。

初めての人は、Windowsを消してしまうことがあり得ることを覚悟して進みましょう。大事なデータが入っているのであればそのPCにインストールするのはやめて中古で別のPCを買った方がいいかもしれません。

Easus Partition Master Freeのようなパーティション操作ソフトで、パーティションが作られていない空き領域を作っておきます。

インストール(起動)

作成したUSBメモリーを挿して、PCを起動します。その際、Esc、F2、F1、Del、F8などのキーを押して、HDDよりも先にUSBメモリーから起動するように指定します。

xubuntu_vbox_06

この画面になったときに、Xubuntuをインストールでうまく行かなかったときは、F6を押して

xubuntu_vbox_02

acpi=off、noapicなどをオンにするなど試すことができますが、「インストールせずにXubuntuを試してみる」でLive版を起動して、そこからインストールを始めた方が楽だと思います。

make-liveusb-1

画面を進めると上のような「どこにインストールしますか」画面が出てきます。

Linuxのインストール全般にいえることですが、他のOSが入っている場合、ここでは「それ以外(詳しい設定をする選択肢)」を選んだ方がいいと思います。

他の選択肢を選ぶと何も聞かれずにインストールが完了してしまい、他のOS(Windowsなど)が完全に消えていたということが発生することがあります。

パーティション作成画面の操作は少し難しいです。

ここここここここここなどを読んでおいた方がいいでしょう。

進めると、Xubuntuのインストールが完成します。

grubの設定(Xubuntuのインストールの後)

他のOSと共存させていれば、grub(起動マネージャー)の設定が必要です。例えば、デフォルトでWindowsが起動するようにしたり、タイムアウトの秒数を10秒から3秒に変えたりすることです。

ここここここここなどを読んでおくといいと思います。

なお、Windowsを起動できるようにした後で、WindowsでEasyBCDというソフトウェアを入れて、GRUB 2のメニューの代わりに、Windowsの起動メニューを利用する方法もあります。その場合、EasyBCDを「管理者として実行」させて、Add EntryでGRUB 2のlinuxの項目を作成して、再起動してlinuxが起動できることを確認してから、再度EasyBCDを実行して、Write MBRします。

oyainputのインストール

やっと、oyainputのインストールに入ります。

oyainputの作者様が書かれた手順にしたがって操作します。

menu

左上のメニューボタンをクリックします。

terminal

ターミナルを起動します。

sudo apt-get update

sudo apt-get install -y git gcc make

cd

mkdir work

cd work

git clone https://github.com/inwskatsube/oyainput.git

cd oyainput

make

sudo make install

でインストールが完了します。

起動は、

oyainput

です。

自動起動

毎回起動のたびにコマンドを入力するのが面倒なので、自動起動の設定をします。

session-and-start

設定|セッションと起動 を起動します。

add-autostart

自動開始アプリケーションのタブを選択します。

add-autostart2

xfce4-terminal -e oyainput –minimize

というコマンドの自動起動を設定します。ubuntuの場合はxfce4-terminalの代わりにgnome-terminalになります。(他の場合は端末プログラムのコマンドを右クリックして調べる必要があります)

これで、無事にoyainputが使えるようになったと思います。

oyainputの設定

mousepad .oyainputconf

で設定ファイルを変えて、親指キー、同時判定時間などの設定を変えることができます。各項目はこちらで解説されています。

さらなる設定(キーマップの入れ替え)

好みに応じて、さらに設定をするといいと思います。私の場合、以下の設定を行いたいと思っています。

  • IME off(半角英字)のときも「:」を「Backspace」として使えるようにするために「:」と「Backspace」のキーマップを入れ替え。

これは、こちらの「dumpkeysとloadkeysを使用した方法」に基づいてできると思います。

動作は?

動作は、特にもたつきがなく、安定しています。

古いPCにXubuntuを入れるという選択肢も場合によっては有効だと思います。


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