Ubuntu
Ubuntuはインストールでエラーになることが少ないディストリビューションです。特に日本では大きなシェアを占めています。トラブル解決のための情報も最も多いディストリビューションです。
Debianをベースとしていますが、Debianよりも重くなっています。古いノートパソコンの場合は、UbuntuをベースとしたディストリビューションでXubuntuやLubuntuがありますので、そちらを選ぶといいでしょう。
Ubuntu 18.04.3 LTSの日本語Remix版
また、Ubuntuの特徴としては、Ubuntu Japanese Teamが日本語Remixを出している点が挙げられます。英語版よりも日本語化がきちんとしているようです。
今回は、Ubuntu 18.04.3 LTSの日本語Remix版をLenovo Thinkpad X220にインストールしてみました。
ISOイメージのダウンロード
Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロードのページからubuntu-ja-18.04.3-desktop-amd64.isoをダウンロードしました。
容量が大きいので途中で切れてしまうことも多いため、自動復旧機能があるFree Download Managerを使いました。
起動可能なUSBメモリーの作成
PowerISOの「起動可能なUSBメモリーの作成」の機能を使いました。
USBメモリーからPC起動してUbuntuをインストール
電源ONのときに、F12を押してUSBメモリーから起動しました。ここからはXubuntuのときと同じです。Windowsと同居させる場合はディスクの設定のところで「手動」を選ぶようにします。「自動」を選ぶとWindowsのパーティションが消えてしまうことがあります。
インストール完了後にibusをfcitxに変更
入力メソッド(IM)として、ibus、IMEは、ibus-mozcが自動的にインストールされていました。
ibusだとIME ONやIME OFFのキーを自由に設定することが難しいので、fcitx、fcitx-mozcに変えることにしました。
dpkg –l | grep mozc
(これでmozc関連のインストールされているパッケージを確認することができます)
sudo apt-get remove ibus-mozc
sudo apt-get -y install fcitx fcitx-mozc mozc-utils-gui
そして、「入力メソッド」を開いて、fcitxを選択します。
あとは、Xubuntuの設定と同様です。 なお、Xubuntuでは日本語表示を選択すれば、ibus-mozcではなくfcitx-mozcが最初からインストールされますので、上記のfcitx-mozcのインストール作業が必要ありません。
「Fcitxの設定」で、Show Advanced Optionsをチェックして、「入力メソッドをオンに」で「変換」、「入力メソッドをオフに」で「英数Caps Lock」を設定しました。しかし、下の「Ubuntuに固有の問題」で書いたような問題が発生したので、「Ctrl+Space」に変える必要がありました。
oyainput(カスタマイズ版)のインストール
Linux ? oyainput+カスタマイズ情報で書いたように、oyainputをカスタマイズしてインストールしました。
Ubuntuに固有の問題(?)「英数」キーで英大文字になる
私は「Fcitxの設定」で「入力メソッドをオフに」で「英数」キーを割り当てているのですが、インストールしたUbuntuでは「英数」キーを押すと、IME OFFになるとともに、英語が大文字に変わってしまいます。IME OFFだけの動作をしてほしいのに大文字モードになってしまうと困ります。
Ubuntu本家のISOでインストールし直しても同じでした。
Ubuntu 18.04 で CapsLock キーを押しただけで CapsLock が有効になる機能を無効化するに解決策が掲載されています。