Windows – 紅皿 Benizara(エミュレーター)
(追記2025/4/14)Microoft IME(Windows標準の仮名漢字変換プログラム)を使う場合、「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」の設定(こちらのようにやります)をすることをおすすめします。
紅皿は、Windows環境に接続されたJISキーボードで親指シフト による入力を可能にするエミュレーションソフトウェア(無料)です。
インストール方法
(1)Vectorから benizara をダウンロードして所望のパスに解凍します。
(2)解凍されたsetup.exe を実行します。
(3)お使いのIME(例えば、Windows標準のMicrosoft IME)では、「ローマ字入力」(かなオフ)にします。Microsoft IMEの設定はこちらのようにして出すことができます。
(4)再起動すると、タスクトレイにbenizaraのアイコンが現れます。

ここで右クリックすると、「紅皿設定」が出てきます。

(5)「親指シフトキー」を「空白-変換」にします。

(6)「配列定義ファイル」の右側の「…」ボタンをクリックすると、ファイル選択画面が出てきます。

(7)「親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボード配列.bnz」を選んで「開く」をクリックします。

(8)「OK」で設定終了です。
(注1)「変換」で変換できず、「空白」でしか変換できない
2020年のWindows Updateが適用されている場合、「変換」で変換できず、「空白」でしか変換できないという問題が発生する可能性があるようです。
(注2)句読点(「、」と「。」)が入力文字列の前側に出てしまう場合
2020年のWindows Updateが適用されている場合、句読点(「、」と「。」)が入力文字列の前側に出てしまうことがあるようです。例えば、「これは、」と入力したときに、「、これは」と出力されてしまう場合です。
これを避けるためには、句読点を入力する前に手動で確定させるか、以下の設定によって句読点を入力する前にCtrl+Mを自動で入力して確定させることができます。
上の(6)の画面で「親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボード配列.bnz」を指定する前に、この配列定義ファイルを編集します。

「親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボード配列.bnz」で右クリックして、「プログラムから開く」、「その他のアプリ」で、「メモ帳」を指定して開きます。
[ローマ字シフト無し]、[ローマ字左親指シフト]のところを下記のように変更する方法があります。この方法は、句読点の入力の前にCtrl+Mで確定させるものです。したがって、句読点の入力の前に変換を完成させます。この方法によって、確定操作を減らすことができます。こちらで解説しています。なお、使用するアプリにおいて、Ctrl+Mの機能を無効にする設定が必要です。
[ローマ字シフト無し]
1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,"-",^,¥
^m。,か,た,こ,さ,ら,ち,く,つ,^m,,^m、,無
う,し,て,け,せ,は,と,き,い,ん,後,逃
^m.,ひ,す,ふ,へ,め,そ,ね,ほ,/,"\"
[ローマ字左親指シフト]
!,/^p^m,~,[^m,]^m,[^p^m,+,(,),:,=,{,}
ぁ,え,り,ゃ,れ,ぱ,ぢ,ぐ,づ,ぴ,@,無
を,あ,な,ゅ,も,ば,ど,ぎ,ぽ,;,:^m,逃
ぅ,-,ろ,や,ぃ,ぷ,ぞ,ぺ,ぼ,/,:^m
(注3)文字が消える現象がある場合
ATOKをお使いの場合などで、文字が消える現象がある場合(特に「ぴ」入力時)、「親指シフト」タブの「零遅延モード」のチェックを外すといいかと思います。
特徴
「特徴」として以下が記載されています。
・Windows10のストアアプリや、Microsoft Edge上でも親指シフト入力が可能です。
・やまぶきと同様に12面のシフトモードを実現し、やまぶきの配列定義ファイルをある程度まで読込可能としました。
・やまぶきの打鍵ロジックを参考に実装し、かつ連続シフトモードをサポートしています。よって、やまぶき(やまぶきR)からの移行は容易とおもいます。
・Benizaraは、AutoHotKeyのスクリプトを実行ファイル化したものです。ユーザモードでキーフックするタイプのエミュレータなので、導入も停止も簡単です。USBメモリで持ち歩くこともできます。
・親指の友Mk-2 キーボードドライバ V2.0L23に実装された「零遅延モード」を、当該ソフトにも実装しました。零遅延モードとは、親指シフト時の表示遅延をゼロにして、高速打鍵を可能とするモードです。
さらに、オープンソース(MITライセンス)です。
ストアアプリで使えて、零遅延モードを使えるのはとても魅力的ですね。
零遅延モード
零遅延モードとは、親指シフトキーの同時打鍵にかかわらず、まずは「下かな」のかなを表示させることで遅延をゼロにして、その後の同時打鍵の判断によって「下かな」でなくて「上かな」や「濁音」を出力すべきとなった場合、自動的に前の「かな」をBackspaceを出力することで消して「上かな」や「濁音」などを出力する技術です。