動画があります。
ChangeKeyでノートパソコンのキーの割り当てを親指シフト向きに低レベルで変えたよ!! ※Japanistをインストールする際は元に戻す必要があります。
親指シフト向けに「スペース(左親指キー)」に「全確定」を割り当てる方法 ※Japanistをインストールする際は元に戻す必要があります。
Japanistが最もすっきり
親指シフトを実現する場合、親指シフトエミュレーターとIMEに、Japanist 10/Japanist 2003を使う構成が最もすっきりする構成だと思います。
他の場合
しかし、ATOKを使いたい場合、細かいカスタマイズをしたい場合、Japanistが自分に合わない場合、NICOLA拗音拡張を使いたい場合などは、Japanistを使わないことになります。
DvorakJ+ATOK+ChangeKeyの構成
少しややこしいのですが、以下にDvorakJ+(ATOK)+ChangeKeyの構成と設定方法をご紹介します。以下の特徴があります。
●どんな状況でも「変換キー」で「ひらがなモード」、「Caps Lock/英数」キーで「IME OFF/半角モード」とすることができる。
「半角/全角キー」を使ってIMEのON/OFFをする方法だと、現在「半角」なのか「全角」なのかを知っていなければならないですが、今回ご紹介する方法だと、「ひらがな」を打つ前に「変換キー」を押し、「英字」を打つ前に「英数」を打てばいいので、IMEの状況を意識しないでもよく、いわゆる「決め打ち」ができます。
●空白キーを「無変換キー」としてかな漢字変換時に有効に「順次カタカナ後変換」や「全確定」として使うことができる。
ローマ字入力をする人は「無変換キー」をまったく使わない人も多いようです。かな漢字変換時に「無変換キー」を「順次カタカナ後変換」や「全確定」として使うことができると、効率が上がります。
●Ctrl + 「:」で、「再変換」を行うことができる。
ChangeKeyを使うことによって、ハードウェアに近いレベルで、キーの割り当てを変えることができます。
上記のような要望がある方にはおすすめです。
この方法の設定をしている動画があります。
(1)キー割り当て変更ツールのChangeKey
キー割り当て変更ツールのChangeKey(ここからダウンロード可能です)を使います。
ダウンロード後に、ChgKey.exeをどこかに展開します。
ChgKey.exeを右クリックして、「管理者として起動」を選んで「管理者として起動」します(これは重要です!!)。
●無変換キーと空白キーを入れ替え
●「:」キーとBackSpaceキーを入れ替え
を行います。
最初の画面で、どのキーの割り当てを変えたいかを選んで、次の画面で、どのキーの機能に割り当てたいのかを選びます。
ChangeKeyはWindowsの設定を変えるだけのソフトウェアなので、常駐せずに設定時にのみ起動することとなります。
このChangeKeyによる「キー割り当て変更」は、DvorakJよりもハードウェアに近いレベルで行われるので、DvorakJでキーを設定した場合よりも実際のキーが変わった状況に近くなります。
例えば、DvorakJで「:」にBackSpaceを割り当てて、Ctrl + 「:」としても、ATOKで「再変換」になりませんが、ChangeKeyで「:」にBackSpaceを割り当てて、Ctrl + 「:」とすると、ATOKで「再変換」を行うことができます。
未知のキーのキーコードを調べて、そのキーに他のキーを割り当ててくれる機能もあるので、ThinkPadのように独自キーがたくさんあるノートパソコンを使っている場合にも重宝します。
(2)親指シフトエミュレーターDvorakJの設定
DvorakJ親指シフトインストーラーをインストールします。そして、インストール終了時に起動される「DvorakJかんたん設定」にて、
「キーボード」で「普通のJISキーボード」、
「親指シフトキー(左/右)」で「無変換/変換」
として、「反映/起動/再起動」ボタンを押します。
そして、DvorakJ起動後に、タスクトレイにあるDvorakJのアイコンをクリックして、DvorakJの設定画面を出します。
左側の「単一キー」の「無変換など」をクリックして、「変換キー」の直接入力時の設定を「Space」から「そのまま」に変えます。
(半角入力時に「変換キー」を押しても「Space」が出力されないようにします)
ファイル、再起動でDvorakJを再起動します。
(3)IME(かな漢字変換システム)のATOK
ATOKの設定画面でキー割り当てを変更します。
「キー・ローマ字・色」タブ、「キーカスタマイズ」と進みます。
●「変換キー」の「文字未入力」に「入力文字種全角ひらがな(あ)」を割り付けます。
●「英数」キーの「文字未入力」、「入力中」に「日本語入力OFF」を割り付けます。
●「無変換キー」の「入力中」、「変換中」などに、好みに応じて「順次カタカナ後変換」または「全確定」を割り付けます。(これについては以下に説明します)
順次カタカナ後変換
「順次カタカナ後変換」は、「無変換キー」を2回押して「カタカナ」にするというOASYS風の挙動になります。この「順次カタカナ後変換」の機能があるIMEは、Japanist以外だとATOKだけだと思います。
全確定
「順次カタカナ後変換」に慣れていない方は「全確定」を割り付けるといいと思います。「無変換キー」に「Enter」を割り付ける方法と比べると、既に確定されているときに「無変換キー」を押しても無駄な改行が出力されることはありません。
この方法で、
●無変換キーと空白キーを入れ替え
●「:」キーとBackSpaceキーを入れ替え
をした後にJapanistをインストールする場合は、いったん元に戻して行わないと、「快速親指シフト」で問題が発生するようです。
以上です。コメントにて感想をお知らせいただけるとうれしいです。